ウディ・アレンはアメリカの映画監督。
ニューヨークのイメージが強いけど、海外舞台の映画も人気の街や観光地をおさえているものも多く楽しい。
『ミッドナイト・イン・パリ』『それでも恋するバルセロナ』『ローマでアモーレ』『世界中がアイ・ラヴ・ユー』のヴェニス、『マジック・イン・ムーンライト』の南仏、『恋のロンドン狂騒曲』…
中でも『ミッドナイト・イン・パリ』『それでも恋するバルセロナ』は、主人公が旅行者なので観光客が好んで行くところに行ってくれるので、「あ、そこ私も行った!」てのが多くて嬉しい。
『ミッドナイト・イン・パリ』(2011)
1920年代のパリに憧れるアメリカ人青年ギルは、婚約者と共に憧れのパリへ旅行に来た。真夜中の散歩中、タイムスリップをする。その先には、ジャン・コクトー、アーネスト・ヘミングウェイ、パブロ・ピカソ、ダリなど、現代の有名人が。
うっとりする。
主人公はパリに憧れるアメリカ人観光客てなわけだから、がっつり観光地に行ってくれる。
エッフェル塔、シャンゼリゼ通り、凱旋門、セーヌ川、路地、カフェ、美術館…冒頭3分だけもどっぷりパリ。
いけ好かないインテリぶった男が観光名所を案内してくれる。
全編にわたって現代パリの美しいところ、輝いていた時代を抽出。
普段「日本人女性ってほんっとパリ好きよな」とちょっと斜に構えてしまう私でも、ついうっとりしてパリに行きたくなる。