Yoji Yamada|山田洋二

映画を旅するAtoZ

山田洋二監督、日本ロードムービーの金字塔『幸せの黄色いハンカチ』(1977)、日本を旅するフーテンの寅さんが主人公の『男はつらいよ』シリーズ(1969₋1995)の生みの親。
和製ロードムービーの第一人者といっても過言じゃなくって?

他にも山田洋二監督のロードムービーはある。

『家族』(1970)
長崎に住む一家が、北海道に開拓に行く。

『十五才 学校Ⅳ』(2000)
引きこもり中学生が東京から屋久島まで自転車で旅をする。

私の地元宮崎が舞台の45作目『男はつらいよ 寅次郎の青春』(1992)。

青島での露天商いで始まり、日南・油津でマドンナ(風吹ジュン)と出会う。
マドンナの弟役は宮崎出身の永瀬正敏。
さすがに宮崎弁ばっちり。
泉(後藤久美子)が友人の結婚式に出席するために宮崎に来たところ、飫肥城で寅さんにばったり会う。
泉会いたさに満男(吉岡秀隆)も宮崎へ。
宮崎空港、堀切峠、宮崎のいいところ、海を満喫。

 

宮崎で寅さんロケ地巡り記事

【宮崎】青島|寅さんロケ地グルメ
『男はつらいよ 寅次郎の青春』(風吹ジュン)の冒頭で、寅さんがポンシュウとバイしていたのが青島です。 昭和30年代後半から50年代初頭にかけては、新婚旅行のメッカとして人気を集めていました。 今でも宮崎の主要観光名所である青島を、ちょっとデ
【宮崎】油津・飫肥|寅さんロケ地グルメ
『男はつらいよ 寅次郎の青春』の中で、蝶子(風吹ジュン)が住んでいたのが宮崎県日南市油津です。 蝶子は、女一人で理髪店を営んでおり、そこに寅さんが転がり込みます。 寅さんが、友人の結婚式で宮崎に来ていた泉と偶然出会うのは、油津から約8kmほ

 

ちなみに寅さんが行ったことないのは、埼玉県、富山県、高知県。
海外はオーストラリアのウィーンに行っている。

高知舞台の49作目『寅次郎花へんろ』の製作が決まっていたものの、渥美清さんの死去で幻に。
地元のファンにより、安芸市に「寅さん地蔵」が建てられた。

 

『幸せの黄色いハンカチ』はハリウッドでリメイクされている。
武田鉄矢のあの妙な気持ち悪さ(褒めてる)、さすがのエディ・レッドメインにも出せず。

 

全国津々浦々で釣りをする『釣りバカ日誌』シリーズの脚本も山田洋二。